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デローザ キング(DE ROSA KING)のレビュー&格安情報

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初代デローザ キング(DE ROSA KING)がデビューしたのは、2001年。今ほどには、カーボンフレームは主流ではなく、アルミフレームやカーボンバックフレーム、チタンフレームやマグネシウムといった新素材を使ったフレームが混在した、いわば過渡期の時代だ。

その中でデローザ キング(DE ROSA KING)はすぐにイタリアのアレッシオチームに供給され勝利を量産。その性能に飽くこと無く、
カーボン素材やテクノロジーの進化に伴ってモデルチェンジを重ねてきた。

2005年に発表された「KING X-light」はヘッドチューブのフルカーボン化を達成。

2008年からは第3世代を意味する「KING3」にモデルチェンジし、ハイモジュラスカーボンを採用すると共にISPシートポストなど、時代を先取りして一気に話題をさらった。

そして、2010年には軽量化が図られた「KING3 RS」が登場した。そしてヘッドチューブが上下異径となった、第4世代に当たる「KING RS」が2012年モデルとしてデビューした。

そのKING RSをノーマルシートポストにした「KING RS Action」が2014年に登場。これが第5世代に当たる。

そして2015年モデルとしてデビューしたKING XSはそんなKINGの第6世代となるバイクだ。

今回(第6世代)のモデルチェンジでは、ダイレクトマウントブレーキ、BB386規格を採用し、フレームの設計は空力性能の向上と合わせて、快適性も高められたという。

ボトムブラケットは最新規格BB386を採用し、BB幅を拡大。
そこにつながるダウンチューブやチェーンステイもボリュームアップされ、ボトムラインの剛性を向上させることに成功している。
レーシングバイクとして、必要な剛性はきっちりと確保している。
トレンドを追従しつつも、デローザらしい思わず振り返りたくなる魅力的なデザイン。

デローザ キング(DE ROSA KING)の前後ブレーキはキャリパーブレーキでなく、ダイレクトマウントブレーキ。
フロントブレーキは専用フォークに、リアブレーキはBB下に装着され、優れた制動力を獲得したKING XS。
BB下にリアブレーキを配置することによって、従来必要であったブレーキ台座をシートステーから撤去することが可能となった。

これが意味するのは、シートステーのフレキシビリティの向上。かなり細身に設計されたシートステーは、
それだけでも高い振動吸収性を発揮するが、ブリッジが存在しないことでその柔軟性を最大限に発揮することができるようになった。
すなわち、快適性とトラクションの向上が見込めるということだ。もちろん、見た目がすっきりするというメリットも存在している。

マイナーチェンジであった先代とは異なり、ガラッと変更が加えられたKING XSの開発の主眼におかれたのは、制動力と快適性の2つの要素。
この二つの要素を実現するためにデローザがKING に与えたのが、シマノが開発したダイレクトマウントブレーキだ。

フォークとフレームに直接取り付けることで、ブレーキキャリパーのたわみを抑え、
制動力を底上げするダイレクトマウントブレーキは当時シマノおよび、少数のサードパーティーしか対応製品をラインナップしていなかった。

長年、カンパニョーロを採用してきたデローザであるが、思い切った決断をしたといえるだろう。

第6世代のデローザ キング(DE ROSA KING)は、エアロダイナミクスも向上させている。

先ほど述べたダイレクトマウントブレーキの採用といった変更点は、空力性能を向上させることにもそのままつながる。
そして、フォーククラウンと繋がるようにデザインされたダウンチューブとヘッドチューブの接合部もまた、
乱流を抑え空気抵抗を低減するのに役立っているのだ。

素材には、T1000、T800、XN10という3種類の厳選されたカーボンを採用し、これを適材適所に組み合わせている。
BB386規格のボリューミーなBBシェルや左右非対称設計のチェーンステー、下側1-1/4"のテーパードヘッドチューブとあわせて、
プロレベルのライダーに対応する優れた走行性能を実現した。

デローザ キング(DE ROSA KING)2015年モデルフレームセット
フレーム素材:T1000、T800、XN10
BB規格:BB386
ヘッド規格:1-1/8" to 1-1/4"
サイズ:41.7SL・45SL・47SL・49SL・51SL・53SL・55SL・57SL・59SL
カラー:White Lumia、Black Blue Line
日本国内販売価格:379,000円(税別)

優れた運動性能に、空力性能や快適性をミックスさせたデローザ キング(DE ROSA KING)6代目(2017年モデル)

ヘッドチューブと一体化されたインテグラルフォークのデザインは、エアロダイナミック効果だけでなく、
ルックスのポイントにも貢献。KING XSに施された機能性の充実は、無駄なものを削ぎ落とした優雅さ、
そして美しさを増幅させた。厳選された3種類のカーボンファイバー、T1000、T800、そしてXN10で構成されている。

デローザ キング(De Rosa KING)2017年モデルでは、フレームのグラフィックが大きく変更となり、
パッチのような塗り分けがユニークな、デザイン性高い仕上がりとなっている。
カラーはBord White Glossy、Black Black Matt、Lime Black Glossyの3種類だ。
販売はフレームセットにて行われ、9サイズが用意される。

デローザ キング(De Rosa KING)2017年モデル
デローザ KING XS(フレームセット)
フレーム素材:T1000、T800、XN10
BBシェル:BB386
サイズ:41.7SL、45SL、47SL、49SL、51SL、53SL、55SL、57SL、59SL
カラー:Bord White Glossy、Black Black Matt、Lime Black Glossy
日本国内販売価格:410,000円(税別)

昨年変わったグラフィックデローザ キング(DE ROSA KING)2018年モデル
T1000・T800・XN10の3種類のカーボン素材を組み合わせて、
快適性と制動力に磨きをかけた。

コンフォートな乗り味は長距離ライドを楽しみたい方にもオススメ。
制動力、快適性、反応性、エアロダイナミクス。あらゆる点で先代よりも進化を遂げたKING XS。
6世代、15年間もの間続けられたモデルネームは伊達ではない。

デローザ キング(DE ROSA KING)2018年モデルフレームセット
サイズ(ACF) 41.7SL・45SL・47SL・49SL・51SL・53SL・55SL・57SL・59SL
カラー Bordeaux White Glossy・Black Black Matt・Lime Black Glossy
BB BB386(86.5x46)
ヘッドセット Taper Headset 1-1/8" to 1-1/4"
日本国内販売価格:定価 410,000円(税抜)

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    デローザ キング(De Rosa KING)レビュー&インプレッション

    以下に数人の感想を記す。個人の意見なのであくまでも参考まで。

    平地での巡航性能に長けており、高速巡航でも非常に安定して、のびやかに走ってくれる。
    サイクリングでは、軽めのギアで高いケイデンスを維持して登っていく方が向いているかも。
    振動吸収性に優れているので、ロングライドイベントにももってこい。
    シチュエーションに応じたホイールの魅力を引きだしてくれるフレーム。
    完全にピュアレーシングマシン。感じるのは乗り出して一踏み目の軽さ。スッと素直に反応してくれる感覚が気持ちいい。
    ハンドリングも軽く、狙ったラインをトレースしやすいちょうどよいバランス。
    少し剛性が高すぎるので、初心者には辛いかも。
    2台目以降でレーシングバイクを考えている人にはぴったり。

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      デローザの紹介

      ウーゴ・デローザ(Ugo De Rosa、1934年1月27日 - )は、イタリアの自転車メーカーであるデローザの創業者である。
      12歳のときから自転車フレーム製作の修業を始め、1953年、18歳のときに独立してデローザを興した。
      1958年からは、フレームビルダーと並行して、プロチームのメカニックとしても活動した。フレームビルダーとして、
      あるいはウーゴ自身としての絶頂期は、1974年からフレームを供給したエディ・メルクスの活躍と重なる。
      ウーゴはメルクスからのシビアな要求に応え、年間50本ものフレームを供給した。

      「新素材のフレームが台頭することは時代の流れだ。それには逆らえない。しかし変わらないものもある。」
      と語るのは創業者のウーゴ・デ・ローザ。カーボンフレームがロードレースの現場で主流になるとともに、
      時代の変化に対応できず、取り残されていったイタリアンブランドが数多くあるなか、
      新素材を積極的に活用してきた同社は現在もトップブランドとして君臨している。

      現在では生産するフレームの8割以上をカーボンフレームが占めるようになったデローザは、
      ミラノ郊外の街”クザーノ・ミラニーノ”に工房を構えていることは創業当時と変わらず。
      そして他の生き残ったイタリアンブランドのラインナップから金属フレームが姿を消して行くなかで、
      スチールやチタン、アルミを駆使しながらフレーム作りを続けている。

      その理由は今なお金属フレームに根強いファンがいるためでもあるが、
      金属フレームに対する奥深い知識と理解を生かすことでカーボンフレームの完成度をより高めているからだ。

      同じイタリアのロードバイクブランドであるコルナゴ、ピナレロの創業者が現役を退いた後もウーゴはデローザのトップに君臨している。

      イタリアの自転車界御三家の一つ。
      イタリアの自転車御三家とはDE ROSA(デローザ)、COLNAGO(コルナゴ)、PINARELLO(ピナレロ)、の3つと言われている。
      しかしイタリアは自転車大国、御三家以外にも自転車メーカーは多い。

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