「エディ・メルクス ムーラン69(EDDY Merckx Mourenx 69 )」
メルクスは初めてのツール・ド・フランス出場で世間の期待を完全に裏切り、初出場にして総合優勝・ポイント賞・山岳賞すべてを手にした。
第17ステージは現代でいうところの超級山岳2つと1級山岳2つを含む非常に過酷な山岳ステージ。
メルクスは3つ目の山岳ツールマレーで単独トップに躍り出ると4つ目の山岳でも勢いは衰えず、後続集団と約8分のリードをつけてゴールした。
「ムーラン69」はメルクスが超人的なエスケープを遂げ、圧倒的な勝利となったこの第17ステージのゴール地点,「ムーラン」を由来とした、エンデュランスバイク。
剛性と適合性をバランス良く両立させた、エンデュランスレース向けのバイクだ。
やや高めのヘッドチューブと短めのトップチューブにより、長距離レースで欠かせない、やや上半身を起こしたポジションを取ることが出来る。
乗りやすさと扱いやすさを備えながらもしっかり走れるモデル。
機材へのこだわりが強いメルクス氏が創りあげるバイクは他のロードバイクブランドとは多くの点で異なっている。
まず大きな違いとして「ミックスコンポーネント」を行わないということ。
日本国内に流通する完成車のメインコンポーネントは全てシマノのグループセットで統一し、異なるブランドやサードパーティのパーツを混合させることは決してしていない。
さらに挙げられる特徴はカーボンフレームの全数CTスキャンチェック。これにより正しい工程で正しい製品に仕上がっているかを確認してから出荷されるという徹底した品質管理が行われている。
全体的にボリュームを抑えつつもしっかりと必要な剛性を残している。
ヘッドチューブを長めに設計し、アップライトなポジションとすることでライディングポジションの調整域が広く、ロングライドからホビーレースにも耐え得る快適性を実現。
乗り心地が良いだけでなく、しっかりと走れる乗りやすいフレームに仕上げている。
ツール・ド・フランス総合優勝5回、ジロ・デ・イタリア総合優勝5回、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝1回という驚異的な強さを誇ったベルギーの伝説の選手、エディ・メルクス。引退後に創設されたエディ・メルクス社は、メルクスの長年の経験に基づいた、選手が求めるべきレーシングバイクを作り続けている。
エディ・メルクス ムーラン69(EDDY Merckx Mourenx 69 )
日本国内販売価格:318,000円(完成車、税抜)
サイズ:42、45、48cm
カラー:ブルー/ブラック/ホワイト
フレーム:カーボン CL+300/400 OSR
フォーク:フルカーボン
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:シマノ・105 50×34T、11-28T(11s)
ホイール:フルクラム・レーシングスポーツ
重量:8.05kg
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エディ・メルクス ムーラン69(EDDY Merckx Mourenx 69 )のレビュー&インプレッション
以下に数人の感想を記す。個人の意見なのであくまでも参考まで。
ロングライドに向いていると思う。
漕ぎの軽さ、ロングなのにしっかりとパワーを受け止めてくれる強さがある。
ハンドリングは普通。
振動吸収性と速さを高いレベルで実現している。
加速の鋭さはないものの、中速域までの伸びが良い。
単純に乗りやすい。
滑らかに進む感じが、走らせやすいという感覚。
見た目は硬そうだが意外と優しい。
エアロっぽい見た目の感じでロング向けという面白いモデル。
軽さやダイレクト感はやや少ない。
ホイールが重い。
乗り心地はまあまあ。
ワイヤーが結構脚に当たる。
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「エディ・メルクス(EDDY Merckx)」の紹介
エディ・メルクス。ベルギー人。1960年代から70年代に活躍したプロのロードレーサー。
その戦歴は圧巻である。
ツール・ド・フランス総合優勝5回、ジロ・デ・イタリア総合優勝5回、 ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝1回と、3つのグランツールすべてを制覇。
そのうち、1970・72・74年にはツールとジロの両方を制する「ダブルツール」を成し遂げている。
ツールにおけるステージ優勝は通算34勝にのぼり、マイヨジョーヌ着用日数96日、1つのツールで8回のステージ優勝という記録は、今後も破られることはないだろうと言われている。
エディはグランツールだけでなく、ワンデイレースでも打倒不可能な存在だった。
また、メジャークラシックのミラノ~サンレモを7回、リエージュ~バストーニュ~リエージュを5回制し、 1シーズン54勝というシーズン最多勝記録も残した。
その他、世界選手権優勝3回、ワールドアワーレコード新記録樹立など、ロードレースにおけるトップイベント全てで勝利をほしいままにし、現役通算525勝という偉業を成し遂げている。
唯一とっていないのはオリンピックのメダルくらいではないか?
16年間の現役時代に通算525勝という、とてつもない記録を残した“史上最強のレーサー”エディ・メルクス。
そのあまりの強さから、カニバル(The Cannibal=人食い鬼)と呼ばれていたことはあまりにも有名だ。
現役時代、メルクスは機材にうるさい選手として有名であった。
名匠の造るフレームの数々を乗り潰し、カンパニョーロ社には特注のチタニウム製パーツを造らせた。
現役時代の終盤、エディのフレーム製作を一手に引き受けたウーゴ・デローザには、実に年間50本以上のフレーム製作を依頼しているほどだ。
素材、重量、スケルトン(設計)など、ロードレーサーのあらゆることに一切妥協しない。
怪物にして繊細な神経を持つのがエディ・メルクスだった。
1978年に現役を引退後、エディ・メルクスは自らの経験を生かしたロードレーサーを創るために、ウーゴ・デローザの門戸を叩き、ロードバイク制作を学び、後にブリュッセル郊外に自社工房を興す。
自らはレースを降りても、そして、ベルギー王室から男爵の爵位を送られても、エディのロードレーサーへの探究心は変わっていなかった。
完璧主義者ともいえるエディのこだわりは、現在のエディ・メルクス(EDDY Merckx)ブランドのモノづくりにおいても最大限にフィードバックされている。
最高の素材を用い、エディの経験とノウハウを設計に反映させる。素材の選択から神経を尖らせ、絶対に妥協を許さない。
同社はメルクス氏の機材への強いこだわりを具現化。ジオメトリーを中心に細部まで走りにこだわった自転車を作り続けている。