COLNAGO C-RS(コルナゴC-RS)のスペックを見ていく。
「COLNAGO C-RS(コルナゴC-RS)」はコルナゴのラインナップの中ではミドルグレードに位置している
完成車のコンポはシマノアルテグラと105の2パターンをラインナップ。
日本国内の定価はアルテグラコンポ33万円、105コンポ27万円(税抜)
カーボンコンプリートモデルとしてラインナップの中核を担う。
エアロシェイプされたディティールの中で際立つのがダウンチューブ。
角断面化させたパイプはラウンドパイプ に比べ剛性を増している。
標準で25C幅のタイヤが装着され、最大で28C幅のタイヤが装着可能。
ワイヤー類をインターナルルーティングとし外観をすっきりさせエアロ効果も高めている。
面白いのがシートポスト。
27.2mmと細目のシートポストは適度なしなりを生み振動吸収性に貢献している。
しかし最大の特徴はアワーグラス形状のヘッドチューブにあり、前面投影面積を減らすことと整流効果に成功している。
伝統的なフロント三角とは対照的にリア三角は最新のデザインとも言えるコンパクトな形状。コントロール性能と反応性を追求した結果であり、ハイエンドバイク譲りの運動性能を獲得している。
なおかつワイドタイヤに対応したタイヤクリアランスを確保し、25mm幅のタイヤが標準装備となっている。
BBは圧入タイプのプレスフィット86を採用。
このBB規格はボトムブラケットシェルを幅広に設計でき、それにより剛性を強化に貢献する。
2017年モデルとして発売され人気沸騰中のカーボンコンプリートモデル「C-RS」がカラーバリエーションを刷新。
COLNAGO2018年モデルとして販売される模様。
インプレッション・レビュー
以下に数人のレビューを記す。あくまで個人の意見なので参考までに。
COLNAGO C-RS(コルナゴC-RS)はバイクの挙動が非常に安定しており、自分の思い通りに走ることが出来るバイク。
力を入力するとソフトに受け止めてくれるため、非常に脚に優しい乗り味、その上でペダリングに対して変な反発や、力を逃がすこと無くに素直に推進力に変えてくれる。
踏み味はバイクが受け止めてくれるリズムに合わせてペダリングしてあげると、スムーズに加速していき、そのまま高速域まで持っていくことが出来る。平地や下りでのスピードを活かして登り坂に入れば、スイスイと登ってくれる軽快さも持ち合わせている。
ただ、ハイパワーで踏み込んでいくと、ペダリングの感覚がずれてしまいもたつくような感覚を受ける。
なので大トルクで踏み込むような走り方ではなく、リズム良くペダリングすることが得意な方にマッチすると思う。
フレーム全体のバランスの良さを感じる。
コンフォート系バイクということですので、直進安定性は高め。
それに伴いハンドリングもクイックさのあまりないナチュラルな感覚。
誰でも扱いやすいコーナーリング性能にまとまっている。
ヘッドチューブは長めの設計となっているためアップライトなポジションが取りやすいようにできている。
疲労が溜まりにくそう。長距離を長時間走るようなロングライドでも快適にこなすことができそう。
フレームに柔らかさがある分、登り坂でアタックするようなシーンではワンテンポ遅れて加速するような感覚がある。
1人で淡々と巡航をするような走り方には非常に合っている。
あえて交換するのであれば、一定のケイデンスで巡航していくような乗り方をイメージして、
リムハイトが少し高めのエアロホイールを組み合わせると良いのではないか?
初めての一台としても考えられる選択肢。
総評として非常にバランスの良いバイクに仕上がっていると言える。
初心者から中級車まで幅広く楽しめるモデル。
大きな欠点がない優等生という感じか?加速は自然で柔らかく、ソフトなイメージ。
敢えて難点を上げるとハイエンドモデルと比べると加速が鈍い....という声をちらほら聞く。
「コルナゴ C-RS」はレース、タイムトライアル用バイクというよりも、自然に、ゆったり、長距離、長時間乗る時に真価を発揮するバイクと言えそうだ。
コルナゴの紹介
コルナゴ(Colnago)は、イタリアに本社を置く自転車メーカーである。
創業者はエルネスト・コルナゴ。1932年生まれ。
1954年に 独立して正式に自身の店を持つ。これが「コルナゴ」の始まり。60年以上の歴史があることになる、イタリアの老舗メーカー。
コルナゴはスポーツ用自転車を市販する他、ロードレース用フレームビルダーとして、2013年までに140以上のチーム、
2,500人を超えるプロ選手に自転車を供給し、7,000勝以上を挙げている。
また、同じイタリアを本拠地とするF1の名門チーム、フェラーリとのコラボレーションモデルを何度か発売している。
イタリアの自転車界御三家の一つ。
イタリアの自転車御三家とはDE ROSA(デローザ)、COLNAGO(コルナゴ)、PINARELLO(ピナレロ)、の3つと言われている。でもイタリアは自転車大国、御三家以外にも自転車メーカーは多い。